眼底検査とは


「眼底検査」とは、眼の奥でカメラのフィルムの役割をしている「網膜」という場所の状態を観察する検査です。


「眼底」は人間の身体の中で唯一血管の状態を観察できるため、

「眼底検査」(OCT検査)を行うことにより、眼の病気だけではなく、全身の病気を早期に診断することができます。


「高血圧」「動脈硬化」「糖尿病」の状態なども「眼底検査」で

よく分かります。


「眼底検査」で見つけることができる病気の多くは、特に40歳以降

の方から出現することが多くあります。


また近視が強い方は、「緑内障」に注意する必要があります。


近視は眼球が前後に伸びて網膜にピントが合いづらくなっている状態のことを言いますが、この状態は「視神経」や「網膜」に負荷がかかり、ダメージを受けやすくなっています。


そのため「視神経」が障害され「緑内障」になるリスクが高まってしまうのです。


他にも「最近ものが見えにくくなってきた・・・」「眼の前に黒い点が見える・・・」「明るいところへ出ると眩しく感じる・・・」

「視野が狭く感じる・・・」等の症状がある場合も眼底検査をお勧めします。







よくある質問

Q眼底検査で何が分かりますか?
A

眼の奥の網膜という箇所や視神経の出入り口、血管などを観察できます。白内障や緑内障等の眼の病気、高血圧や糖尿病網膜症等の内科的疾患も分かります。

Q眼底検査はどれくらい時間がかかりますか?
A

眼底検査にかかる時間は約30分から1時間程です。瞳孔をひらかせる目薬(散瞳薬)をさし、20分から30分程時間を置きます。

その後、瞳が開いたらOCTという機械で眼の奥の写真を撮影します。

Q眼底検査は保険がききますか?
A

眼底検査には医療保険が適用可能です。

Q眼底検査の結果はいつ頃出ますか?
A

眼の奥の写真撮影の結果は画像で出ますが、当院では当日中に撮影した画像参照のもと診察が可能です。

Q眼底検査は痛みはありますか?
A

痛みなどは伴いませんので、ご安心ください。

Q白内障は眼底検査で分かりますか?
A

白内障だけではなく、他の病気にかかっている可能性も考慮しながら検査・診察を行っていきます。

Q眼底検査後は歩いて帰れますか?
A

歩いて帰ることはできますが、半日は瞳孔が開いたままのため普段より見えにくくなります。そのため検査後の運転やお仕事は行うことができませんのでご注意ください。

Q眼底検査は積極的にしたほうがよいですか?
A

眼底には、眼や全身の病気の早期発見につながる情報が多くあります。検査では眼底所見、特に血管・網膜・視神経に着目し、それが正常かどうかを確認していきます。何か気になる症状がありましたら、お早目のご相談をお勧めします。